○よろづよ八首


よろづよ八首は本で言えば前書きに当る部分です。
かんろだいつとめで教えた真理の具体的な表し方、心の持ち様、それか ら世界の 治め方、というような生活の信条を十二下りのお歌でこれから教えようとい う時の前 書きの言葉です。
一言で内容を言えば「今、はじめて、真理を明らかにする」ということ です。

 何しろ「今までにないことを、中山みき自身が、今、ここで、説 き始める 」と言う宣言なのです。

 何でもないことのようですけれども、これが非常に大切なことな のです。

 そして今、ここで、私が、というのは、天保九年十月二十六日、 大和のぢ ばで、中山みきが、初めて真実を明かす。
それ以前に真理を知った者はいないという宣言です。

よろづよのせかいいちれつみはらせど
むねのわかりたものはない


 「よろづよ」は漢字で書きますと万代と表わされます。
そして「世界いちれつ」と付くと「古今東西、時間的にも、空間的にも 、どこを 見廻しても」ということです。

 「むね」というのは、神の胸の内、心ということです。

そのはずやといてきかしたことはない
しらぬがむりではないわいな


 今まで説いたことがないのだから無理もないと言っています。
これは同時に、知らないから争いが起り、悪が起るのだ、無知こそ は悪の根 源だということです。

 知るということがいかに大切かということを教えてくださってい ます。

このたびはかみがおもてへあらわれて
なにかいさいをとききかす


 言葉通りの意味です。

このところやまとのぢばのかみがたと
ゆうていれどももとしらぬ


 大和のぢばの尊い場所と言われているけれども、その本当の意味 は知らな いだろう、という意味です。

このもとをくわしくきいたことならば
いかなものでもこいしなる


 このもと、かんろだいつとめで教えている真理を、詳しく聞いた ことなら 、どんな者でも恋しくなるという意味です。

 かんろだいつとめの教理は人間が生まれたことから、をびや許し を皮切り に説かれました。

 まず、かんろだいが男性女性の両性の調和の姿であると教えまし た。
それから、すいき・ぬくみ温度の調和を教え、つなぎ・つっぱりで形 の安定を 教えて、飲み食い出入り・水気上げ下げとそれにふさわしい成長と言うこと で代謝作 用を教えて 下さいました。

 この代謝作用というのはエネルギーを蓄積して、増殖作用エネ ルギーを 使って次の時代を作るのです。  
これらすべての調和の中から生命は発生し、どんな生命体にもこういう 働きが整 っているのだと、このように教えられたのがかんろだいつとめです。

 この事実を知り、この真理によって私たちも生まれ育ってきたの だから、 私の本性は私の持ち味を使って相手を喜ばせて生きることであるということがわかってきたら、誰でも自分の本姓をあらためて、教えて下さった教祖のところで 話を聞い て納得し、矛盾を取り去ってくれるその場所が恋しくなるのは当然なことだ と言う意 味で、

ききたくばたづねくるならゆてきかす
よろづいさいのもとなるを


 すべての、よろづ委細の基を説いて聞かす、一番大事なことを教 えるとい う宣言になっています。

かみがでてなにかいさいをとくならば
せかい一れついさむなり


 この真理が表にはっきり表わされ、人の心に理解されたならば、 世界中が みな勇むのだ、ということです。

一れつにはやくたすけをいそぐから
せかいのこころもいさめかけ


 世界中を陽気づくめにしたいというのが真理なのです。
人間も、一人ひとりの人間がこの調和を保って、勇んで、快適に暮らし たいとい うのは当然の姿であり方向であるから、この真理が、説かれ、理解されたら 急速に陽 気づくめの世界が実現するのです。

 かんろだいつとめで真理を理解させたら世界中が勇んでゆく、と いう宣言 をしているのです。


よろづよ八首
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九下り目十下り目十一下り目十二下り目
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